JR西日本が福知山線脱線事故から8年を受け、
現在、全社員を対象に安全教育を行っており、現在3巡目となり
のべ参加人員は数万人にのぼるという。
その内容は、自社の恥部もさらけだし今後につなげるもの。
そこまではいいが、内部犯行とも思われる信号トラブルも発生しているのです。
安全への取り組みは本気か?
パフォーマンスに見えてしまうのは私だけではないでしょう。
なにせ、国鉄からJRへと民営化されたときに
国鉄時代の安全綱領をそのまま総裁通達から社長通達とし、全社員への通達のJR各社。
しかし、JR西日本だけはそれを廃棄。
改めて自社にて制定し、それは安全推進部長通達とし、適用は鉄道従事員のみとなったのです。
これらの背景があり、福知山線事故の体質を招いたのです。
これほど安全に対して意識が違うJR西日本。
安全の積み重ねは一日の積み重ね。
教育をいきなり何回も実施したからといって築きあげられるものではありません。
社員より、役員レベルの教育が必要のようです。
残念ですが。。。。
鉄道評論家 至道薫